神事の由来・縁起


四王子神社の御祭神は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト・景行天皇の皇子)であり、社帳旧記によれば、二条天皇の御世永歴元年(1160年)九月筑前国三笠郡四王子嶽から旧長洲村洲崎の浜の岩屋に神霊が御来現された。(現、金魚と鯉の里入口)

その神霊を、鍬之進が鍬で土を盛り上げ、注連之進が注連縄を張り廻らして高御座を設けて祭祀した。

さらに、幾百年が経った一月十五日に現在の社地に遷宮した。御遷座後、御神体を安置した円座を氏子達が御祭神の神徳・加護にあずかろうとして、諸災厄排除・豊漁・豊産・家運長久を祈念しながら奪い合ったのが、的ばかい(破魔弓祭)の起源とされている。

なお、御神座跡には、住吉の神(海上守護の神たる中筒男命他)を奉祀した。これが現在の洲崎神社である。


神事次第(一月第三日曜日に実施)


(1)的献納祭   午前十時より   (於  洲崎神社 ・・・ 大明神町鎮座 :現、金魚と鯉の里入口)

           

           区長ならびに的製作委員を中心とする磯町区民によって謹製された藁の的を神社発祥地の洲崎神社から

           現本宮の四王子神社へ献納するための神事。

           洲崎神社拝殿にて神事奉斎後、的を先頭に行列を作って四王子神社まで参進、本殿に献納する。

 

 

(2)破魔弓祭   午前十一時より  (於  四王子神社 ・・・ 西新町鎮座)

    三射の儀  

           洲崎神社より献納の的を本殿正面に奉斎して氏子崇敬者各位の除災招福・豊漁・豊海苔・豊作・

           商売繁盛・家運長久を祈念して祝詞奏上後、磯町区の氏子によって打ち藁と麻苧を縒り合わせて作られた藁的と

           神職が作った紙製の的(直径六十㎝、表に二重同心円、裏に松竹梅と鶴亀の水墨画が描かれる)を

           青竹に括り付け当社の御祭神が弓矢の道に秀でておられた故事に因んで樫木で作った白木の弓と竹矢で三射し

           来る年の豊漁・豊海苔・豊作吉凶の御神託を行う。

 

 

(3)的投与祭   午後一時より    (於  四王子神社~有明海海岸)

          

           午後一時、神徳加護を願う締め込み姿の参加者たちが神社正面に整列し神職の清祓をうけてから三射の儀を

           済ませた「的」を神殿より奪い出し、的ばかいが開始する。

           境内で一時間ほどばかい合った後に有明海へと揉みあいながら進み、海中にて揉みあい万歳三唱にて勇壮な

           裸祭りの神事は終了となる。その後、代表者によって「的」は神社に戻され拝殿にて切り分けられる。

           その後、町内の各家庭に頒布されて神棚に供えられその年の除災招福・家内安全を守護する「守り藁」とされる。

 

 

(4)奉納行事   午前十一時過ぎより的ばかい開始まで

          

           奉納太鼓  的ばかい縁起「破魔弓太鼓」

 


※  長洲町ホームページ にも的ばかいの様子がアップされています